子供のころから一つの不安がありました。それは、父や祖父のように若いころから薄毛になるのではないかという不安です。20代前半のころ、以前よりも髪の毛が柔らかくなってきたなと思っていたら、徐々に抜け毛が多くなってしまいました。
「これはまずい!」とおもい、シャンプーをかえたり、髪に優しいというキャッチコピーの育毛シャンプーなども使ってみましたが、思うような効果が出ませんでした。
あるとき、実家に帰ると同じころに帰省して遊びに来ていた従妹が、ちょっと、驚いた顔をしていました。直接聞いても、お茶を濁すような答えをされてしまい、教えてくれません。
たまらず、実家の母に聞いてみました。すると、鏡を見てみろと言われ三面鏡の前に連れていかれました。正面はいつもの見慣れた顔でした。しかし、三面鏡に映し出された自分の後頭部はだいぶ薄くなっていたのです。
そういえば、従妹が驚いた顔をしたのは自分が両親によばれて振り返った直後のような気がします。いわゆる「てっぺん禿げ」に着実に近づいていました。地肌が目立ち、付近の髪の毛が、あたかも絶滅寸前の心細い有様になっているのを見て、愕然とします。
いま、30代に差し掛かりましたが、見事に、後頭部は禿げてしまいました。なんとか、素敵な育毛剤で、薄毛を隠したいのですが、どうしたらよいでしょうか。